住まいの塗装工事と聞くと、外壁部分に目が行くと思いますが、
「基礎巾木(きそはばき)」と呼ばれる、基礎部分も外壁と同様に劣化してしまうため、定期的な塗装工事が必要です。
「基礎巾木」とは、地面に近い、外壁の下部分のことを指します。
写真でいうと、薄いオレンジ色になっている部分です。
この基礎巾木に、色の変化やヒビ割れなどが見られる場合は、
補修作業が必要なサインです。
住まいを支える土台となる重要な部分ですので、劣化が進行する前にメンテナンスを行うことをおすすめします。
今回担当したO様邸では、基礎巾木の塗装に最適な塗料を使用しました。
その工程を、 簡単にご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
また、それぞれの工程を一記事ずつ更新しております。
写真もたくさん掲載しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
【その1:犬走りの打設工事・高圧洗浄】
犬走りとは、建物のまわり40cmから60cmくらいの幅の部分のことを言い、
雨水の影響で基礎部分が濡れたり、汚れが建物に跳ね返ったりするのを
防ぐためにつくられています。
まずは、その部分をしっかり補修する必要がありますので
打設工事を行い、高圧洗浄で汚れを落としていきます。
【その2:コンクリートの密着材で補修・修繕作業】
洗浄後、劣化した部分を一つひとつ丁寧に補修するため
コンクリートの密着材を塗装していきます。
さらに、補修した部分が目立たなくなるよう
ポリマーセメントを使用して、平らに整えていきます。
【その3:塗装‐下塗り‐】
次に下塗り作業です。
今回は、左官コテで塗布作業を行いました。
厚さは約1mmほどですが強度は強く、今後の耐久性に関わる重要な作業です。
隅々までムラなく丁寧に仕上げていきます。
【その4:塗装‐仕上げ‐】
今回の塗装工事の最後の工程となります。
弾性シリコン塗料を使用した、仕上げの作業です。
ローラーで均等に伸ばした後、ヘラで平らになるよう整えていきます。
この塗料は見た目だけでなく、
クラック(ヒビ割れ)にも強い機能面を持っているため
耐久性を取り戻すという意味でも最適な塗料です。
これですべての作業が完了です。
塗装前と見比べてみると、差がわかりやすいですね。
▼Before
▼After
色合いはもちろんですが、すっきりした印象に変わりましたね。
完成後の様子は、下記記事でご紹介しています。
ぜひ美しい仕上がりをご覧ください。
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今回は、基礎巾木を塗装しましたが、
外壁や床の塗装でも同様に仕上げることができます。
お困りの際は、お気軽にご相談ください。